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2015年4月28日

今回は歯周病について書いてみます。
歯周病とは、歯の周囲{歯肉、歯槽骨(歯を支える骨)、歯根膜(歯と骨をつなぐ線維)}の総称です。造語で歯槽膿漏といっていますが、正式には歯周病です。
   
歯周病は2つに分けられ、歯肉炎と歯周病とがあります。
歯肉にだけ炎症がある場合は、歯肉炎、歯肉の下の組織(歯槽骨の破壊がある場合)の炎症は、歯周炎と一般的に呼ばれています。
                                 
歯周炎でも、歯肉炎でも、歯周ポケット(歯肉の溝)が深くなり、そこにプラーク(細菌)が貯まる事により、炎症が起きていきます。

ですから、ポケット検査は、歯周病の進行を判断する上での重要な検査となります。当院では、歯周病の検査を行い、適切な治療方法で治療を進めてまいります。

では、何で歯周病になるのでしょうか?食事をした後は必ず歯の周りにはプラーク(歯垢)と言って、ベタベタする汚れが付着しています。

このプラークを早いうちに取り除かないと、プラークの中の殺菌が歯肉に炎症を引き起こし、歯肉炎となります。

歯肉炎を放置していると、歯肉の中のポケットに汚れ(プラーク)が入り込み歯石という固まりになります。この歯石が、歯槽骨や、歯肉、歯根膜の炎症を引き起こさせ、破壊していき歯周炎なっていきます。

ですから、歯周病予防には、メンテナンスが欠かせないという事になります。歯肉の中の歯石化した物は当然歯ブラシでは取り除けないので、歯科医院で取らなくてはなりません。歯肉の上についたプラークは早めにブラッシングで取れば、歯石にならないので自分のセルフケアで取り除けます。

前のブログにも書いたように、歯周病にならない為にはセルフケアが重要なのです。
   
また、歯周病になると全身疾患になるリスクが高まる事が分かっています。特に歯周病は糖尿病の6番目の合併症であり糖尿病を悪化させます。血糖をコントロールするには歯周病治療は欠かせないのです。

歯周炎が悪化し、中程度以上になると歯の咬み合わせも乱れて来て、通常の咬み合わせをしても歯周組織に対して外傷力として働き、咬合性外傷と言う歯周病をさらに悪化させてしまう結果になります。

ですから、中程度以上の方は、いくらプラークコントロールが出来ていても歯周組織破壊が進んでしまう事がしばしばあります。定期的に歯科医院へ行き、咬み合わせの調整も必要になる訳です。

歯周病の最終的な症状は、歯がぐらぐらになる為に、当然痛くて咬めないので、歯を抜く事になります。
   
そのような事にならない為に、歯科医院でのケア、セルフケア(歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス、マウスウォッシュ)をしっかり行い、一生自分の歯で咬んでいただきたいと思います。

これを最後まで読んでいただいた方は、歯周病の分類が完璧に修得出来たと思います。

 
最後まで読んでいただき、ありがとうございまいた。

new_RIMG0259.jpg歯周炎

RIMG0260.JPG歯周炎治療後

RIMG0264.JPG歯周病模式図

2015年4月25日

この時期は毎年綺麗に咲いています

八重桜
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はなみずき
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2015年4月24日

前回は審美歯科の中のホワイトニングについて書かせていただきました。

今回は審美歯科の本題でもある審美修復について書いてみます。

虫歯を治した時に目立たない様に治したいとか金属ではなく白い歯で治したい。前歯なので白い被せ物で治したい。

そのようなご希望に添える治療方法が審美修復です。

1、小さな虫歯(C1,C2)で神経の治療をしなくても、大丈夫な虫歯の場合
  主に白い詰め物で治します。
  セラミックインレーやハイブリッドインレーなどが材料となります。
   
  術式はまず虫歯を取り除きます。
  歯型をとります
  出来た詰め物をはめ込み終了です。

2、大きな虫歯やすでに被せてある歯、または神経を治療して被せ物をしたほうが強度が
  増して良い場合

  この場合は白い被せ物(冠)で歯を全体に被せていく方法をとります。
  主な材料は、オールセラミック(ジルコニア、E-max)、メタルボンド、
  ハイブリッドセラミックなどを被せていきます。

3,最後にラミネートベニア修復について説明します。
  
  この方法は歯の表面を卵の殻ほどの厚みで削り、そこにセラミックのシェルを
   貼り付ける方法です。  
  ホワイトニングよりさらに白く、半永久的に白い歯を保ちたい方
  
  歯のおおきさが まちまちで揃えたい方

  歯と歯の間に隙間がある方

  来院回数を減らしたい方(概ね2回で完了)

  神経の治療のいらない、小さな虫歯がある方にも適応です。

  以上3つの方法について説明しましたが、それぞれ適応症があるので、当院で説明
  させていただきまして、納得いく方法を選んでいただくのが良いと思います。
  
  詳しくは当院までご連絡、ご来院していただければ、詳しくご説明いたしますので
  宜しくお願いいたします。

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ラミネート症例
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E-maxセラミック
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E-maxセラミック

2015年4月18日

今回のブログはホワイトニングについて書いてみました。
人の顔のイメージは口元が非常に影響していると言われています。
それは人と話をする時の目線は目をじーと見るより、多少下を見ているからです。
笑顔が素敵な人は歯も白く輝いて、相手に好印象を抱いてもらえますね。

その美しい笑顔をつくりだす歯をより白く輝かせる事が審美歯科治療です。

当院の審美歯科治療プログラムは
ホワイトニング
審美修復(白い被せ物、白い詰め物) から構成されています。


本日はホワイトニングについてお話します
簡便に歯を白くなさりたい方にはホワイトニングが良いと思います
歯に薬剤を塗布して歯を漂白する治療方法で、当院では安全性の高い薬剤からまず行わせていただき、より白くなる薬剤へとステップアップしていきます。

歯の知覚感受性は人によってさまざまなので、いきなり強い薬剤を使用すると、歯がシミテしまう方がいます。
ですから当院では低濃度の薬剤から徐々に上げて行く安全性の高い方法を取っています。

ホワイトニングの 後は色の濃い飲食は控えていただいた方が色が維持できます。
例えば、コーヒーやカレーライスなどです。
ホワイトニングをしたからと言って、一生歯が白くなっている事はなく、時間の経過と共に徐々に色があせてきます。
特に色の濃い飲食を多くとられる方は早く戻る傾向があります 。

この色の戻りを防ぐ方法として、家でのホワイトニング(ホームホワイトニング)と言う方法が有ります。

1 当院でマウスピースを作ります。
2 マウスピースの内面にホームホワイトニング用の薬剤をいれます。
3 30分から1時間マウスピースを装着します
4 口をすすぎます
以上の簡単な、どなたにも出来る方法です。
このホームホワイトニングで白さが維持できますので、歯科医院でのホワイトニングとの両立して行けば白い歯が保たれます。

当院でホワイトニングを希望される方は、ご来院いただければ短時間で治療出来ますので、歯のエステ感覚で気軽にいらして下さい。

お試し価格は2000円で今なら行なっております。ぜひあなたの歯も白く輝かせて見ませんか!

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ホワイトニング(術前)

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ホワイトニング(術後)


2015年4月 6日

歯科治療というと、虫歯が痛くなったときに受診するという印象があるかもしれません。しかし口腔ケアは健康全体に直結していると言われいます。

「最期まで自分の口で美味しく食べるということは一番の幸せであり、食というのは生きるのに必要であると同時に楽しみでもある」

歯の数が多い人ほど寿命が長いというデータもあり、食は運動能力や感覚など、色々な機能に関わっています。
また、食べないと認知症になる割合も増えると言われており、歯科医療が健康長寿を支えているとも考えられます。


歯科治療にとってケア(care)とはなんでしょう。

多くの方は自分で行う歯みがきのことだと思われるかもしれません。しかし歯科においては、治療した歯を虫歯や歯周病に再度かからないように、歯科医と患者様が両立して初めてケアと言えます。

患者様が行うケアは一般的にセルフケアといって、自分で行う歯みがきが主です。これに対して歯科医院で行うケアは、プロの手でサポートしていくプライマリ・ケア(プロケア)といいます。この2者が両立することで本当のケアが確立され、歯の健康が保たれるのです。
プライマリ・ケアがなぜ必要かというと、治療の効果を上げるためには予防や管理が不可欠であるからです。ケアが一流であれば虫歯の再発も少ないですし、歯周病の進行も防げます。

口の中の病気は感染症が主ですが、歯科疾患は生活習慣病ですから、先進疾患と繋がらない方がおかしいのです。
リウマチ、糖尿病にしても口腔内細菌との関係は明らかで、今日ではそのほかにも色々な疾患との関係がわかってきています。

プライマリ・ケアについてですが、代表的なのは定期的に歯科医院に通ってお口の汚れ(歯石、プラーク等)を取り除いてもらう、歯の表面について細菌の被膜(バイオフィルム)を剥がしてもらう(PMTC)、虫歯・歯周病の検査を行い、詳しく状態を見ていくことなどです。

PMTCは普段の歯みがき等では取り除けない細かな部分(細菌被膜)を細かな機材を使って取り除いていく方法です。

これらプライマリ・ケアを行うことで、口腔内環境を病気にならない状態にしていくことが最も重要です。

定期的に歯医者へ通いお掃除をしてもらう、また虫歯・歯周病のチェックを年に二回は行うと、無駄な治療費もかからず、経済的にも良いと思います。

ぜひメンテナンス(プライマリ・ケア)を忘れないで行っていただきたいですね。

※当院ではPMTCは5,000円(税別)で行っております。詳しくはご連絡ください。
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PMTC器材

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掛川歯科医院 院長 掛川達彦 掛川歯科医院
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院長 掛川達彦

当院はの紹介を簡単にさせていただきます。
当院は東武東上線「上福岡」駅から徒歩3分の位置にございます。昭和63年に開業して以来、 今日まで地域の皆様方の歯の健康に従事してまいりました。

得意分野はインプラント治療、審美歯科治療、歯周病治療です。患者さまに、より安心してご来院いただくために、常日頃からインフォームド・コンセント(納得診療)を考慮した十分な情報と説明を行った上での診療を意識しております。

セカンドオピニオンとしての相談も承りますので、歯の治療でお悩みの方は、気兼ねなくご来院ください。できる限りのお力添えをさせていただきます。

今後共、よろしくお願いいたします。