健康な歯を維持したい方へ

予防歯科

「歯科医院へは虫歯や歯周病になってから行けばよい」と思われがちですが、虫歯や歯周病になる前にしっかりとメンテナンスを行うのがベストです。また、日本の成人の80%以上が歯周病と言われている時代です。自覚症状がなくても、定期的に通って健康な歯を維持しましょう。

当院の予防歯科メニュー

スケーリングブラッシング指導
スケーラー(超音波スケーラーやハンドスケーラー)と呼ばれる専用の器具で、歯周ポケット内から歯垢や歯石を除去します。当院では、衛生士が患者さまのお口の状態を確認しながらていねいに行います。

スケーリング後、歯と歯の間の隙間が広がったり歯が長くなったりしたように感じられますが、これは付着していたプラークや歯石が取れたためで、少しずつ元に戻っていくので心配はいりません。

PMTC(Professional Tooth Cleaning)ブラッシング指導
歯磨きをしても落ちない歯の汚れや細菌の巣であるバイオフィルムを、歯科衛生士が器具を用いて取り除きます。

<PMTCの手順>
STEP1
染出剤を使って、ブラッシングができている部分とそうでないところを詳しくチェックします。

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STEP2ブラッシング指導
専用シリンジに専用の研磨剤を入れ、歯と歯の間、歯のつけ根に研磨剤を付けて専用のチップで磨きます。咬合面や歯の表面、奥歯の溝は山型ブラシで、表面や裏側はやわらかなカップでていねいに行います。

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STEP3
歯と歯周ポケット内の洗浄が終わったら、最後にフッ素を塗ります。フッ素には抗菌作用があり、歯質を強くする効果があります。
※フッ素塗布後、30分は飲食を避けるようにしてください。

ブラッシング指導ブラッシング指導
「毎食後に歯磨きをしているのに、虫歯や歯周病になってしまう」という方がいらっしゃいます。全身疾患やホルモンバランスなどにより歯周病になりやすい場合がありますが、多くの場合、原因はブラッシング不足によるものです。

PMTCで染出剤を塗ってお口の中を見てみると、意外に磨き残しがあることに気がつきます。歯ブラシが届きやすい歯の表面はキレイでも、歯と歯の間や歯の溝、奥歯の隅などは磨きにくく、そこから虫歯や歯周病が起こりやすくなります。当院では患者さまのお口の状態に合ったブラッシング方法をアドバイスしています。

ご家庭でできる予防

正しいブラッシングご家庭でできる予防
あなたはブラッシングにどれだけの時間をかけていますか?歯の1本1本をしっかり磨いていると、意外に時間がかかるものです。歯の表面や歯肉との境目などに45度の角度で毛先を当てて磨くようにしましょう。しっかり汚れを落とそうとするあまり力を入れすぎるのは逆効果です。また歯ブラシは、毛の先端が開いてきたら取り替えてください。

デンタルフロスや歯間ブラシは、歯ブラシで取りきれない歯垢を取り除くのに有効ですが、使用方法を誤ると歯ぐきを傷つける場合があります。歯科医院で指導を受けて正しく使用しましょう。

細かくブラシ部分が動く電動歯ブラシはとても便利ですが、過信せず、細かい部分までしっかり磨くようにしてください。普通の歯ブラシと同様、毛先が開いてきたら新しい物に取り替えましょう。

規則正しい食生活
ダラダラと間食をしてお口の中にいつも食べ物が入っているのは、虫歯ができる環境をわざわざつくりだしているようなものです。食事は規則正しく、食後には必ず歯磨きをしましょう。

生活習慣病の予防
糖尿病や血液疾患などの生活習慣病があると、歯周病を起こしやすくなります。規則正しい生活や運動などで体力を維持することは、お口の健康にもつながります。

ドライマウス予防
唾液には、細菌の繁殖を防ぐ働きや口腔内粘膜を保護する働きがあります。しかし口腔内が乾燥すると、唾液の量が減って虫歯や歯周病になるリスクが高まります。ガムを噛む、食べ物を噛む回数を増やすなど、唾液量を増やしてドライマウスを予防しましょう。

※鼻の疾患などで口呼吸になると、ドライマウスを起こしやすくなります。気になる症状がある場合は早めに専門医にかかりましょう。

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